PukiWiki 初体験

投稿: 2004年5月12日

PukiWikiを使っているページには何度か遭遇したことがある。しかし、やたらとリンクが多くて本文にたどり着けない使えないページ、という印象が強く、自分で使ってみようとは思わなかった。が、やむをえない事情で使わざるを得ないことになったので、ちょっと本気で使ってみた。

JAWSを使ってアクセスした場合、最大の問題はやはりあのリンクの多さだろう。そして、大量のリンクをすっとばさないと本文にたどり着かないので、そのことを知らない人には全くもって意味不明なページだと感じられるのである。一方、 w3mでアクセスしてみると、ページの構造が一目瞭然なので、 JAWSを使ってアクセスしたときに比べてはるかに分かりやすい印象を受ける。

w3mでアクセスして理解できたページのレイアウトを頭に入れて JAWSでアクセスしてみると、最初にアクセスしたときよりは随分理解できるような気になる。さらに、 PukiWikiが生成するページでは h? 要素が適切に使われているので、 JAWS+IE の見出しをジャンプする機能や見出し一覧機能を使えば、きわめて効率的なナビゲーションができることも分かった。ただ、やはり JAWSではレイアウトが分からないので、どうにも使いにくい印象は否めない。

w3mの方はというと、見出しジャンプなど、 JAWS?IEにあるハンディーな機能がない文、ナビゲーションはしにくい。ということで、 w3mのようなレンダリングができるテキストベースのブラウザに、 JAWS+IEで実現されているナビゲーション機能がついたものが必要な気が強くする今日この頃である。

今回使ってみた PukiWikiは、自分で設定したものではないのでよく分からないのだが、常に表示される項目を減らしたり、ナビゲーション・リンクを飛ばすリンクをつけたりできれば、それなりにスクリーン・リーダーのユーザにも使いやすいものになるような気がする。さらに言えば、初めて使う人向けに、ページ全体の構成などの説明が分かりやすいところに提供されているとよいのではないだろうか。時間があったら、自分でも一つ設定して試してみたい。 (がたぶんしばらくそんな時間はなさそうである…。)