カブに手を出す

投稿: 2005年4月18日

投資と言うと、一般的には株をイメージする人が多いのではないだろうか。僕もどちらかというとそうであった。そこで、いくつかのオンライン証券を見てまわり、そこそこ使いやすそうな 2社に口座を作ってみることにした。

僕が口座を作ろうと考えてあちこち見て回った時に注目した点は以下の点である。

  • ページのアクセシビリティがそこそこ高い
  • 欲しい情報をすぐに見つけられる
  • 手数料が高くない
  • 顧客のことを考えていることが感じ取れる

以上のようなことを中心に見ながらいくつか見て回ったのだが、結局 松井証券と、 kabu.com証券に、とりあえず口座を作ってみることにした。別にいくつも口座は必要ないと思う。しかし、提供されている情報サービスなどが異なっているので、情報を得るためだけに口座を作る、というのも必要なのではないかと考えた。

余談だが、たまたま目にした、オンライン・トレードでかなり稼いでいるのではないかと思われる方のページには、オンライン・トレードをするなら最低 10社くらいには口座を持っていた方がいい、などと書いてあった。確かに各社でいろいろなサービスがあるわけで、人によっては必要なのだろう。しかし、僕にはせいぜい 3社くらいしか管理できない。そんな訳で、僕はオンライン株取引では稼げないのかもしれない。 (笑)

そもそも株に手を出してみようと思ったのは、「きっと今吉野家の株を買っておけば、米産牛肉の輸入が再開された時に儲けられるに違いない」という、あまり根拠のない素人考えがあったためだ。しかし、いざ取引環境が整ってみると、きっと今は低水準であろう吉野家の株価ですら日々変化しているわけで、いつ買うべきなのか、かなり判断が難しいと感じられる。もっとも、僕が買うとしたらせいぜい 1株だから (現在 17万円程度/株) 、いくらで買おうと大した差はないのだが。そしていろいろと Webを見ていくうちに、やはりチャート分析をちゃんとしないと勝てないような気がしてきた。そんなこともあり、とりあえず吉野家で儲ける計画は頓挫している。

その代わりといってはなんだが、自分が比較的動向を把握しやすい情報・通信系で、自分が株主になっても存した気分にならない (すなわち株価に左右されずに長期保有しても気持ち的に問題のない) 会社で、お手頃なところはないかと物色してみた。その結果、イーアクセスが目にとまった。最近の値動きを見てみると、必ずしも底値というわけではないのだが、比較的低い水準であるように見えた。そこで、 89,000円程度で 1株だけ買ってみた。 (ちなみに松井証券で買えば、この価格だと手数料は無料。) 一瞬 9万円を超える瞬間もあって、「お、これは意外とすぐに利益が出るかもしれないぞ」などと思っていたが、しばらくほったらかしにしておいたら、知らないうちに 85,000円程度に下落してしまった。しかしまあ、前述の通り長期保有を覚悟しているので、さほどショックは大きくない。今後に期待、である。

ちょっとだけ株に手を出してみての結論だが、やはりテクニカル分析を徹底的にできないと、なかなか新しい銘柄に手を出す勇気というか根拠ができない。という訳で、株式取引は、しばらくの間は配当や株主優待をねらった中長期の保有になりそうだ。