我が家で揚げ物

投稿: 2007年2月10日

以前の記事で、家電 Watchに感じる危険性について触れたが、やはり家電 Watchは危険だった。とうとうこのサイトが原因の買い物が発生してしまったのである。

我が家には、友人から結婚祝いでいただいたフライヤーがある。フライヤーというのは、奥行きが眺めの炊飯器のような形の機械で、内側にある油を入れた槽を電気で暖めて揚げ物をするというものだ。揚げる食材は金属のかごに入れるようになっていて、このかごはフライヤーの蓋を閉めた状態でも外から上げ下げできるようになっている。そんな訳で、揚げ物をしても油の飛び散りの心配をする必要はないし、油から食材を上げるのにもたついてしまう心配もないので、我が家では揚げ物をするには必須アイテムとなっている。と、これだけ書くといいことずくめに見えるが、フライヤーには一つ大きな問題がある。それは、使う油の量が天ぷら鍋で揚げる場合と比べてすさまじく多いということだ。正確に計ったことはないが、控えめに使おうと思っても、平気で 700mlとかいう量は必要だと思う。便利なフライヤーだが、この問題のために我が家では登場機会がこれまであまり多くなかった。

さて、それで目にとまったのが家電 Watchに掲載されていた、ナショナルの天ぷら油クリーナーなる物のレビュー記事だった。家電 Watchに紹介されているので、何かしらの電気的な機会を想像したのだが、そうではなくてよくあるオイルポットに専用の活性炭フィルタをセットして使うという物だった。レビューの内容を見ると、普通のオイルポットよりも良さそうだし、価格的にも大した額でもなかったので、試しに購入してみることにした。

それで、早速使ってみた。結論だけ言うと、これはきわめて便利である。フライヤーで使った油をこのポットに移してやれば、臭いもほとんどなくなるし、また以外に酸化もしないようである。だから、次に使う時にはフィルタで処理された油をフライヤーに入れて、場合によっては新しい油を少しだけ足してやれば、全く問題なく揚げ物ができる。気軽に揚げ物ができるので、スーパーで買ってきたトンカツなんかも、電子レンジで温めるのではなくて、揚げ直すことができて美味しくいただくことができる。この製品を購入後、我が家では確実に揚げ物をする頻度が高くなっている。

揚げ物は好きだけど家でやるのはちょっと……、と思っている方には、フライヤーと併せておすすめである。

National 天ぷら油クリーナー レッツフライ TK801-H