筋違いなのはだあれ?

投稿: 2007年4月4日

MSN毎日インタラクティブの記事、「久間防衛相:「赤坂宿舎に入居する」 批判は筋違いと反論」は、豪華なのに家賃が格安であることが批判されている新築された赤坂議員宿舎に入居することを名言した 久間章生防衛相の発言を以下のように伝えている。

 久間章生防衛相は3日の閣議後会見で、新築された衆院赤坂議員宿舎(東京都港区)に入居する考えを明らかにした。建物の立派さと格安家賃が不釣り合いとの批判から、入居を見送る議員が相次いでいるが、防衛相は「当選したら東京で(家を)探さなくても(議員活動を)やれる環境は作るべきだ」と主張、批判は筋違いと反論した。

この人はいったい何を言っているのだろうか。誰がいつ「東京で家を探さなくても政治活動をできる環境」を作ることを批判したというのだろうか? 僕たち納税者が怒っているのは、冒頭にも書いたように、そして引用した記事にもあるように、「豪華さと家賃の安さが不釣り合い」であるということであって、「東京で家を探さなくても政治活動をできること」ではない。むしろ、後者の状況は地方議員の先生方に活動していただくにはきわめて重要であり、納税者としては歓迎すべきことである。つまりこの人は、誰も批判なんかしておらず、むしろみんなが賛成するような事をを批判に対する反論として発言することによって、自分が正論を主張しているように見せているにすぎないのではないか。

こんな、国民を馬鹿にしたような発言をして自分の行動を正当化してまで議員宿舎に入居しなければならないような事情が彼にもあるのなら、それはそれで仕方がないと言って大目に見てやるような度量が、僕たち国民には必要なのかもしれない。しかし、ちょっと検索してみると、こんな記事が出てきた。ここに書いてあることが真実だとすれば、どうも広い度量を持ってしてもどうにもならないような状況であるように感じられる。

上のリンク先では、議員宿舎への入居基準が紹介されていて、そしてこんなコメントが紹介されている:

さらに解釈の問題については、議員の都合のよいようにするのではなく、「有権者の目にどう映るか」を基準にするべきです。議会は法律を作るところです。入居基準には罰則はないが、自ら決めた最低基準のルールを守る姿勢がないのであれば、立法に関わるべきではない(岩井奉信・日大教授)

まさにその通りだ。そして、この安すぎるという批判の的になっている議員宿舎の家賃を決めたのは議院運営委員会庶務小委員会、すなわち議員本人たちである。国民の代表たる議員先生方には、有権者の視点で物事を考え行動することを強く求めたい。