2008年大晦日

投稿: 2008年12月31日

2008年が終わろうとしています。何となく気が向いたので、この1年を振り返ってみることにしました。

この1年は、僕にとってはこれまでにない忙しい1年でした。僕は「忙しい」と言うのが嫌いです。忙しい状態が嫌いだということももちろんですが、仮に忙しい状況におかれている時でも、「忙しい」という発言をすることが嫌いです。忙しそうに振る舞っている人に対しては、多くの人が無駄なコミュニケーションをとらないような努力をしてくれます。でも、その「無駄」な部分にこそ人間関係のおもしろさがあると思うのです。その無駄な部分がなければ、くだらない話をしたり、飲みに行ったり、ということが少なくなってしまって、ただ忙しいだけの暮らしになってしまうような気がします。だから、なるべく「忙しい」という発言はしないようにしているし、忙しそうな雰囲気を着込まないようにしていますが、どうも今年はそれに失敗したような気がします。というのが大きな反省点です。

忙しかった主な要因は、来年度担当する授業の準備でした。まず授業で取り上げる話題を検討する部分で予定外に時間を使ってしまったため、その後の実際の授業作りが日程的にかなり苦しくなってしまいました。授業作りだけしかやることがない状態ならば、さほど大変ではなかったと思いますが、言うまでもなくそれ以外にもいろいろとやるべきことはあったので、なかなか苦しいことになりました。途中で力尽きるのではないかと何度か思いましたが、奇跡的に何とかなりました。ただ、結果として他の仕事がおろそかになったようなことも少なくなかったと思います。私の周囲の皆さんにはご迷惑をおかけしてしまいました。来年は、もう少ししっかりと時間管理、タスク管理をできるようになりたいものです。

準備した授業は、主にユーザ・インタフェースについて取り上げるものですが、その準備のために読んだ本がなかなか興味深いものでした。僕はSafari Books Onlineで見つけて原書で読みましたが、噂によると邦訳もかなり良いようです。UI関係に興味がある方にはおすすめの1冊です。 (文末にAmazonの商品ページへのリンクを掲載しておきます。)

とりあえずこの怒濤のような今年後半をどうにか乗り切って感じることは、年々直面する課題は難易度を増しているということです。しかし、どうにかそれに対応できているというのは、周囲の人々のサポートによるところも大きいのですが、もしかすると僕自身も少しは成長できているということなのかもしれないという気も少しだけします。いろいろな人に感謝しつつ、もっとがんばります。

さて、来年の目標なんぞも書いておきたいと思います。

  • (少なくとも見た目には) 忙しくない暮らしをする
  • 時間やタスクの管理ができるようになる
  • アクセシビリティ関連の活動を少し復活させる

そして、これはあまりにも当たり前で目標として書くようなことではありませんが、「家族を大切にする」ということを心がけたいと思います。 (「今年以上に」ということです。)

どうでもいいことをいろいろと書きましたが、最後に、これを読んでくださっている僕の友人諸氏、そして僕の友人になった記憶はないけれど何となく読んでくれている皆さん、1年間お世話になりました。2009年もどうぞよろしくお願いします。良い新年をお迎えください。