2021年大晦日

投稿: 2021年12月31日

最近こちらになかなか書けないでいるうちに、2021年がくれてしまった。 年末らしいことはほとんどしないけど、一応区切りなので1年をぼんやり振り返ってみることにする。

今年も生き延びた

思い出せる範囲では、特に大きな出来事はなかった、つまり比較的平穏な1年だったのだと思う。 とか言ってるけど、「そうか、オリンピックって今年だったな、そういえば」などと思ってるようなレベルで記憶がポンコツなので、実はそんなに平穏でもなかったのかもしれないけど、思い出せないということはきっとなにかあったとしても大したことではないのだろう。

このご時世、大病もせずに、必ずしも健康ではないにしても無事に活きていられるだけで十分という感じがある。

情報収集手段

一年前の振り返りで、新聞社の有料サービスを活用してみることにした、ということを書いた。 結局、朝日、毎日、日経の有料サービスを使い始めてみて、いまだに解約せずに使っている。 これを使い始めたことで有料サービスに対する抵抗感が一気に薄れたらしく、この他にもいくつか有料の情報サービスを使うようになった。

それぞれの使い勝手や使い分けみたいな話は、気が向いたらここに書こうと思うけど、結論だけ書くと、やはり良い情報には金を払うべき、ということだろう。 新聞社のサービスは、使い方によるけど自分が直接興味を持ってないような分野であってもそれなりに質が高い情報を得られるので、自分の視野を広げるのに役立っていると思う。

今さらだけど、若い頃にこそこういうサービスを使うべきだったと思う。 若くて時間があるときに、こういういろいろな分野の情報に触れれば、大いに刺激になって、その後の人生に良い影響があったに違いない。 まあ今からでも遅くない、というか、この年齢だからこそ、視野が狭くならないようにしたいと思う。

仕事

freeeに入社して、当初節目だと思っていた3年が経った。 率直に言って、まだfreeeのプロダクトのアクセシビリティーは僕が求めるレベルに達していない。 去年も書いたけど、入社当初、3年経って結果が出せなければ辞めようと思っていた。 けどまだ辞めていない。

それは、求めるレベルのアクセシビリティーを実現できていない理由が、やる気がないからできないとか、やろうとしたけど失敗したとかではなくて、今まさに進化の最中であって、粘り強くがんばればなんとかなるんじゃないかという期待感を持っているから。

詳しくは気が向いたら改めて書くけど、アクセシビリティーに関する取り組みは、技術的な障壁を超えることとかよりも、関係者がその意義を理解して共有できているという状況を作るところがより重要でより難しいのだと、ここ3年くらいで思い知った。 でもfreeeはその難しい部分をクリアしつつあるような気がしている。

freeeのアクセシビリティーに関する状況については、伊原さんが書いた記事を見ていただければと思うけど、今年の初めに想定していたよりも良い状況になっていると思う。 まあ問題は、僕が果たしている役割はあまり大きくないということかな。 来年はもう少しがんばれると良いなと思う。

JBICT.Net

JBICT.Net、今年も法人化できなかった。 というか、しなかった。

実は、今年の初めに、とりあえず法人化は先延ばしにして任意団体のままでもできることにまずは取り組もう、という方針にした。 遅かれ早かれ法人でないとできないようなことも出てくるだろうけど、その時改めてちゃんと法人化すれば良いだろう、それまでにはきっともう少し収入も増えて、監事に払うお金くらいできるだろう、そんな風に考えてのことだ。

ということで、「まずは法人登記」というところで思考が止まってしまっていた感があったJBICT.Netも、ゆっくりと動き出した。 その第一弾として取り組んだのが、支援技術利用状況調査だ。 期待以上の数の回答が集まったし、結果も興味深かったし、成功といって差し支えないだろう。

来年も同様の調査をしたい、というのに加えて、他にも取り組みを進めたいと思っている。

その他

1年前に書いた今年の目標はそれなりに達成できてるのだけど、「個人事業を立て直す」というのだけはどうにもなっていない。 そろそろ廃業しても良いのかもという気もするけど、さあどうしよう。

2022年の目標

基本的には今年と変わらない。 とにかく生き延びることが第一。

で、年齢的に節目なので、これからの人生どうするのかなんてことを考えるとか、なにか新しいことに挑戦するとか、そんなことができると良いなと思ってはいる。 思ってはいるけど、まずは今年と同じ目標をちゃんと追い続けるところをしっかりとやりたい。

さて、そんなわけで皆さんの2021年はどんな1年だったでしょうか。 以前なら飲み食いしながら直接話を聞いたような間柄の皆さんとすら疎遠になってしまっている気がしますが、来年はぜひオフラインでいろいろお話しできればなと思います。

今年も1年、お世話になりました。 どうぞ良い新年をお迎えください。